“神樹”の読み方と例文
読み方割合
しんじゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上の様に当時学農社(東京麻布本村町にあった)の津田仙氏が同氏主幹の『農業雑誌』で大いに提燈ちょうちんを持ったこの樗は当時は神樹しんじゅと呼んでいた。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
父は津田仙さんの農業三事や農業雑誌の読者で、出京の節は学農社からユーカリ、アカシヤ、カタルパ、神樹しんじゅなどの苗を仕入れて帰り、其他種々の水瓜、甘蔗さとうきびなど標本的に試作しさくした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この樹も今日本に渡って来てこれまた諸処に見られ、始めはこれを神樹しんじゅといっていたが今日はニワウルシと称している。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)