“パール”の漢字の書き方と例文
語句割合
真珠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この真珠パールの本店が築地の割烹かっぽう懐石で、そこに、月並に、懇意なものの会がある。客が立込んだ時ここから選抜えりぬきでけに来た、その一人である。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども、それにはもう一側面の見方もあって、その真珠パールという言葉が、古語で白内障そこひを表わしていることが判ると、右眼の白内障そこひが因で舞台を退いた押鐘津多子が、それに髣髴ほうふつとなってくるのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)