“しようばい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
商買50.0%
商業25.0%
商賣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私共わたくしども商買しようばいの者は善くさう申しますが、女の惚れるには、見惚みぼれに、気惚きぼれに、底惚そこぼれと、かう三様みとほり有つて、見惚と云ふと、ちよいと見たところで惚込んで了ふので、これは十五六の赤襟あかえり盛に在る事で
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
貸付けたる金はその十分一も戻らず、得意先は残り少なに失ひて、これまで通り商業しようばいも営みかねるやうになりしかば、いくほどもなく家屋いえ土蔵くらをも人手に渡してその後は、小さき家に引移り
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
五十けんによき得意塲とくいばもちたりとも、内證ないしようくるま商賣しようばいものゝほかなればせんなく、十三になれば片腕かたうで一昨年おとゝしより並木なみき活版所かつぱんじよへもかよひしが、怠惰なまけものなれば十日とうか辛棒しんぼうつゞかず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)