“したか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下川33.3%
下書33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わし等とつさまの若い時分にや下川したかの向うに鹿がねてゐたもんだつて言ひやんす」と年よりは言ふ。十三代將軍が小金原の卷狩まきがりには、私達の祖父も筑波でとらへた二頭の猪を献上してゐる。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
なんとしてもうまくはすげることらぬ口惜くやしさ、ぢれて、ぢれて、たもとなかから記事文きじぶん下書したかきしていた大半紙おほばんしつかし、ずん/\ときて紙縷こよりをよるに、意地いぢわるのあらしまたもやおと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
野蠻未開やばんみかいの社會に於ては分業盛に行はれず、大工、土方の如き固り獨立どくりつして存す可き職業しよくぎやうにあらず。此故に住居新築じうきよしんちくの擧有れば隣人りんじんあひたすけて土木の事にしたかふを常とす。コロボックルも亦然りしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)