“こづゝみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小包100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小包こづゝみ郵便をせた赤い車がはつと電車とれ違ふとき、又代助のあたまなかに吸ひ込まれた。烟草屋の暖簾が赤かつた。売出しの旗も赤かつた。電柱が赤かつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
晩食ばんめしとき、丸善から小包こづゝみとゞいた。はしいてけて見ると、余程前に外国へ注文した二三の新刊書であつた。代助はそれをわきしたかゝんで、書斎へ帰つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
規則きそくだから警察けいさつとゞけることとゞけたが、じつ大分だいぶふる時計とけいなので、られても夫程それほどをしくもないぐらゐあきらめてゐたら、昨日きのふになつて、突然とつぜん差出人さしだしにん不明ふめい小包こづゝみいて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)