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こくりん
然らば諸王も
亦発駕奔喪の際に於て、半途にして
擁遏せらるゝの不快事に会う無く、
各〻其封に於て
哭臨して、他を責むるが如きこと無かるべきのみ。
孝陵の
山川は、其の
故に因りて改むる
勿れ、天下の臣民は、
哭臨する三日にして、皆服を
釈き、
嫁娶を妨ぐるなかれ。諸王は国中に
臨きて、京師に至る
母れ。
葬祭の儀は、漢の文帝の
如くせよ、と云える、天下の臣民は
哭臨三日にして服を
釈き、
嫁娶を妨ぐる
勿れ、と云える、何ぞ
倹素にして
仁恕なる。文帝の如くせよとは、
金玉を用いる勿れとなり。
馬の
胴中ほどの
石の、
大樫、
古槻の
間に
挟つて、
空に
架つて、
下が
空洞に、
黒鱗の
淵に
向つて、五七
人を
容るべきは、
応接間の
飾棚である。
石げどはこの
巌の
名なのである。