“こうきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウキン
語句割合
黄巾36.4%
拘禁13.6%
紅巾13.6%
紅錦9.1%
高金9.1%
公瑾9.1%
扣金4.5%
行金4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし天女ここに嘆き、清躯せいく鶴のごとき黄巾こうきんの道士がきたって、ひそかにたんを練り金を練る、その深妙境しんみょうきょうをしてここに夢み、あるい遊仙ゆうせんおかと名づけられたものであろう。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
献策書は、郎党の手から景行の手許へ渡ったかどうか、それも分らず、彼は約ふた月ばかり、陣地に拘禁こうきんされていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かねて君が捕えておいた清風山の紅巾こうきんの賊を、這奴しゃつの前へ突き出しておやんなさい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほどなく、朱武、陳達、楊春の三人は、かねて史進から贈られた紅錦こうきんほうを具足の下に着て、時刻たがえずやってきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庄「薬も廿四銅か三十銅の品なら受けますが高金こうきんの品では受取れません」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼は盧江ろこう安徽省あんきしょう)の生れで、周瑜しゅうゆあざな公瑾こうきんといい、孫策とは少年時代からの竹馬の友だったが、その快挙を聞いて、共に助けんと、ここまで急いで来たのだと語った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
特にその肩の扣金こうきんのごとき、皮と細き金属とで作られたことが塑土によって遺憾なく現わされている。この相違はその肉体について同様に認められる。百済観音の手は実に美しい手である。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
覆面ふくめん盗賊とうぞく今暁こんぎょう渋谷の××銀行を襲う、行金こうきん強奪ごうだつして逃走す
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)