“げんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衒学80.8%
減額7.7%
絃楽7.7%
厳嶽3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真面目まじめくさった口をきいて、ちょっと容態ようだいぶった衒学げんがく的な調子で詩人の句を引用した。彼はほとんど答えもしなかった。気持が悪かった。
銀価ぎんか下落げらく心配しんぱいする苦労性くらうしやう月給げつきふ減額げんがく神経しんけい先生せんせいもしくは身躰からだにもてあますしよくもたれのぶた無暗むやみくびりたがる張子はりことらきたつて此説法せつぱう聴聞ちやうもんし而してのち文学者ぶんがくしやとなれ。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
専門家の中の優美な者だけが選ばれて、双調そうちょうを笛で吹き出したのをはじめに、その音を待ち取った絃楽げんがくが上で起こったのである。絃楽の人ははなやかな音をかき立てて、歌手は「安名尊あなとうと」を歌った。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
雪旦、名は宗秀、又厳嶽げんがく、一陽庵等の号がある。此年四十一歳で、肥前国唐津の城主小笠原主殿頭長昌とのものかみながまさに聘せられて九州に往つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)