“けく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
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(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林「心配しんぺいしねえでもえ、大丈夫だよ、少し理由わけがあるだ、おけくさん、ま一盃えっぺい飲めなせえ、おまえ今日は平日いつもより別段におつこしいように思われるだね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けくも不断骨を折ってるから、けくと二人で茶の間で一盃いっぱい飲めよと云うて、此のお肴をこだせえました、どうか此処こゝで旦那さまがいつも召上る御酒をえたゞきてえもんで
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「へえ有難ありがてえ是れは……ひえ頂戴えたしやす……有難え、まアまるで夢見たような話だという事さ、おけくさん本当にお前さん、私が此処こゝへ奉公に来た時から、ほんに思って居るよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
若きをのこ七二けくおびえして、銭おほくつひやすことよといふに、殿とののぼらせ給ふ時、七三小豆嶋あづきじまより七四室津むろづのわたりし給ふに、七五なまからきめにあはせ給ふを、みともはべりしもののかたりしを思へば