“くわいにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懷姙50.0%
懷妊25.0%
懐妊25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懷姙くわいにんこときまつたとき、御米およねこのあたらしい經驗けいけんたいして、おそろしい未來みらいと、うれしい未來みらい一度いちどゆめやう心持こゝろもちいだいてごした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「ところが、意地の惡いものだ、それから間もなく奧方も懷妊くわいにんして、翌る年同じく男の子を生んだ。それは秀太郎といつて今年四才になる」
が、熱帯の女人によにんの十三にして懐妊くわいにんすることを考へれば、温帯の男子なんしの三十にして頭の禿げるのは当り前である。のみならず「早熟にして晩老」などと云ふ、都合つがふいことは滅多めつたにはない。
僕の友だち二三人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)