“ききと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞惚50.0%
聴取25.0%
聞取20.0%
聞留5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞惚ききとれて居升と、主人はます/\得意に商買口をきく、見たりきいたりして居る私はかねての決心も何もかも忘れ果てゝむやみと風琴が欲しくなり
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
実は長火鉢の側にぜんを控えて、先ずオシキセをやりながら、三吉から橋本の家の様子を簡単に聴取ききとった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
署長が思わず乗出のりだした。——そして志津子から昼間の話をくわしく聞取ききとると
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
出様来でやうきやものや、伊祖いぞ大主おほぬし御万人おまんちようち頭取かしらどりちゆる者どやゆる、お万人のまぢりだに聞留ききとめれ、ムルチてる池に大蛇おほぢやとて、かぜらぬ、あめらぬ、屋蔵やぐらふきくづち、はる物作もづくり
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)