“きゝと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞取66.7%
聞蕩16.7%
聴取16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世馴よなれた人の如才じよさいない挨拶あいさつとしか長吉ちやうきちには聞取きゝとれなかつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ブランスウヰックのバナトロープとかいふ電磁器式になつてゐる蓄音機の華やかな奏楽に聞蕩きゝとれてゐた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
皺嗄しやがれたほとん聴取きゝとれないほどこゑで、うたふのが何處どこともなくきこえた。わたしおもはずすこあゆみゆるくしてみゝかたむけた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)