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聴取
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ききと
ふりがな文庫
“
聴取
(
ききと
)” の例文
八戸
(
はちのへ
)
のイタコなどの記憶する雀燕の歌物語は、まだ仔細には
聴取
(
ききと
)
っていないが、主として鳥類のかつて人であった時の事を説くというから
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
実は長火鉢の側に
膳
(
ぜん
)
を控えて、先ずオシキセをやりながら、三吉から橋本の家の様子を簡単に
聴取
(
ききと
)
った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そこで検事は、折鞄の外形から、紙幣の種類などを
聴取
(
ききと
)
って、かたえの書記に控えさせた。そして、なお暫く
些細
(
ささい
)
な問答がくりかえされ、やがてその夜の訊問は一段落を告げた。
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
医師と看護婦のほかは
何人
(
なにびと
)
も同席させず、二十分ほどもついやして、容態を
聴取
(
ききと
)
った上、邸内の人々が病室に立入ることを禁じ、入口に憲兵の一人を絶えず立番させることとした。
偉大なる夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「そんなことは駄目です」と先生は昔の弟子の話を
聴取
(
ききと
)
った後で言った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
尾けて、もしお邸へお入りになればいいけれど、そうでなかったら、どこまでも尾行して、お二人の話なんかも詳しく
聴取
(
ききと
)
れということでした。そして、もしお二人の身に
危
(
あやう
)
い様なことが起ったら、お救い申せと……
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“聴取”の意味
《名詞》
聴 取(ちょうしゅ)
事情や状況を聞くこと。
ラジオ放送を聞くこと。
(出典:Wiktionary)
聴
常用漢字
中学
部首:⽿
17画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“聴取”で始まる語句
聴取器
聴取方
聴取機
聴取不能
聴取書綴