“かくしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鶴氅46.2%
郝昭7.7%
覚勝7.7%
郭勝7.7%
各将7.7%
客将7.7%
格檣7.7%
確証7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(それ、雪は鵝毛がもうに似て飛んで散乱し、人は鶴氅かくしょうを着て立って徘徊はいかいすと言えり……か。)
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これなん先に魏が孔明の再征を見越して、早くも築いておいた陳倉の城で、そこを守る者も、忠胆鉄心の良将、かの郝昭かくしょうなのであった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときに陣中に勤祥きんしょうという者があった。その勤祥は、城方の守将、郝昭かくしょうとは、もともと同郷の友であったと、自ら名乗り出て、孔明に献言した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また武時の弟覚勝かくしょうの手勢七十余人は木戸を破り、築土ついじをのりこえ、探題邸の庭内にまで討ち入って一人のこらず斬り死にした。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武時の弟、次郎三郎覚勝かくしょうもおなじ意味のことを、兵にも聞えわたるような声でくりかえした。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ仲間の十常侍郭勝かくしょうだともいわれているし、そこらにまで、乱入していた一兵士だともいわれているが、いずれにせよ、それすら分らない程、もう宮闕きゅうけつの内外は大混乱を呈して
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十常侍趙忠ちょうちゅう郭勝かくしょうなどという連中も、西宮翠花門せいきゅうすいかもんまで逃げ転んできたが、鉄弓に射止められて、虫の息で這っているところを、ずたずたに斬りきざまれ、手足は翠花楼の大屋根にいるからすへ投げられ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うしおのように、さくの外までおしよせてくると、待ちかまえていた日本軍——浅野幸長あさのゆきなが太田飛騨守おおたひだのかみ宍戸備前守ししどびぜんのかみ以下、各将かくしょうのひきいる二万の軍兵ぐんぴょうは、城門じょうもんサッとおしひらき、まっしぐらに突撃とつげきした。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
いわゆる客将かくしょうであった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長くひょろひょろしたくびを空高くに差し伸べていて、それがまた、上層でからみあいりあっているので、自然柵とも格檣かくしょうともつかぬ、やぐらのようなものが出来てしまい、それがこの広大な地域を
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「しかしその恐竜が死んだという確証かくしょうはない。では、さよなら、ボールイン船長」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)