“格檣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくしょう50.0%
トレリス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長くひょろひょろしたくびを空高くに差し伸べていて、それがまた、上層でからみあいりあっているので、自然柵とも格檣かくしょうともつかぬ、やぐらのようなものが出来てしまい、それがこの広大な地域を
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
開閉器スイッチの所在が判って、室内が明るくなった。テレーズの人形は身長みのたけ五尺五、六寸ばかりの蝋着せ人形で、格檣トレリス型の層襞そうへきを附けた青藍色のスカートに、これも同じ色の上衣フロックを附けていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)