“かくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
覚者44.4%
客舎22.2%
客車22.2%
客者11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、ありがとう、ですからマグノリアの木は寂静じゃくじょうです。あの花びらは天の山羊やぎちちよりしめやかです。あのかおりは覚者かくしゃたちのとうとを人におくります。」
マグノリアの木 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
永楽帝既に崩じ、建文帝なおり、帝と史彬しひん客舎かくしゃあいい、老実貞良の忠臣の口より、簒国奪位さんこくだつい叔父しゅくふの死を聞く。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
汽車きしゃ経済けいざいために三とうで、喫烟きつえんをせぬ客車かくしゃった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
(半ばくされたる鯉の、肥えて大なるを水より引上ぐ。客者かくしゃに見ゆ)引導の文句は知らねえ。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こいゆびさす、死したる鯉、この時いまだ客者かくしゃの目につかず。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)