“ホテル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旅館66.7%
旅舎20.0%
宿屋6.7%
火太立6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
変屈者のA老人は唯一人飄然へいぜんと海岸へ来て、旅館ホテルに滞在中、固疾こしつの心臓病が起って危篤に陥った。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
旅館ホテルの食堂で夜食を済ませたあとで自分達は明るい街の人通りを眺めながら遅く迄ある珈琲店キヤツフエに涼んで居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
女どもは僕らの旅舎ホテルの建っている、Rigiリギ-Kulmクルム に住んでいるのではなく、もっと山腹の方に住んでいる。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山は旅舎ホテルから南方にたたなわるもので、近いところから段々奥の方の山になると既に白い雪が降って水晶の結晶群を見るようである。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
チヤーチルを宿屋ホテルに送り込んだ紹介人ひきあひにんは、帰りに本屋の店を覗いてみた。本屋は椅子にもたれて籠のカナリヤを逃がしたやうな、浮かぬ顔をしてゐた。
神戸の榎本謙七郎氏といへば、時局が産んだ大成金の一人だが、榎本氏は多くの成金が、運が向いて来ると、直ぐ邸宅やしきの立派なのを欲しがるのと打つて変つて、今も往時むかし宿屋ホテル室借まがりで、その全財産を鞄一つにをさめてけろりとしてゐる。
あまりにハルビンな火太立ホテルであるかが充分以上に描出されたことになろう。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)