“かいこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悔恨63.4%
開墾31.7%
塊根2.4%
買込2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺の木像は割って薪にしても、今の悔恨かいこんとはしないけれど、この人を一度でも裸にして脅した罪は怖ろしいと思われてきた。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでかれとほ利根川とねがは工事こうじへもつたのであつた。かれ自分じぶん伎倆うでたのんでる。かれ以前いぜんからもすこしづつ開墾かいこん仕事しごとをした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
地下茎ちかけい塊根かいこんのできる何首烏かしゅうすなわちツルドクダミも、一時はそれが性欲にくとて、やはり中国の説がもとで大騒ぎをしてみたが、結局はなんのこうも見つからず、阿呆あほらしいですんでしまった。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
自分なぞも資産家でさえあればきっとすばらしい贋物がんぶつや贋筆を買込かいこんで大ニコニコであるに疑いない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)