“おんとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御年40.0%
御年紀20.0%
御齢20.0%
御寿10.0%
御歳10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主上はまだ御年おんとしもいとけなくおわすがゆえ、おそらくは佞官ねいかんのみだりなる言に惑わされたものであろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しばらく! さりとても、令嬢様おあねえさま御年紀おんとし、またおぐしの様子。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
太祖時に御齢おんとし六十五にわたらせたまいければ、流石さすが淮西わいせい一布衣いっぷいよりおこって、腰間ようかんけん、馬上のむち、四百余州を十五年になびけて、遂に帝業を成せる大豪傑も
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
こうして延応二年二月二十二日、隠岐島に崩御あらせられた。御寿おんとし六十。一般の歌人とひとつなみに記すのはおそれ多いことであるが、歴史的記述の途中だから、しばらく調子をかえずに進めよう。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
そうして左の手に数珠じゅずを持たれて居る。御歳おんとしはその時二十六歳で今は二十八歳。御身おんみたけは五尺七寸位ございます。チベットでは余り大きい方ではございませんけれども
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)