“おうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王褒33.3%
応保22.2%
欧鵬11.1%
応報11.1%
枉法11.1%
黄袍11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お身は、宋玉や、王褒おうほうの書いた物を大分持って居ると言うが、太宰府へ行った時に、手に入れたのじゃな。あんな若い年で、わせだったのだのう。お身は——。お身の氏では、古麻呂こまろ
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
応保おうほうの夏には美福門院の生命をちぢめ、長寛ちょうかん二年の春には忠通ただみちに祟ってこれを殺し、われもその年の秋にはこの世を去ったが、死後なお憤りの火がさかんにもえつづけて消えないままに
穆弘ぼくこう、張横、張順、呂方りょほう郭盛かくせい蕭譲しょうじょう王矮虎おうわいこ薛永せつえい金大堅きんたいけん穆春ぼくしゅん、李立、欧鵬おうほう蒋敬しょうけい、童威、童猛、馬麟ばりん、石勇、侯健こうけん鄭天寿ていてんじゅ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つづいて欧鵬おうほう、つづいて陶宗旺とうそうおうと、各〻が口を揃えてのりつらねた。そして最後に——ややおくれて飛んで来た二ちょうおのを持った男も
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
輪廻りんねとか応報おうほうとかむずかしいことをながながと書いたすえ、つらつら観法かんぽうするところ、お前は何日に西貢サイゴンへ着くが、その翌日こういうことがある。
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
真綱はこれを憤慨して、「ちり起るの路は行人こうじん目をおおう、枉法おうほうの場、孤直こちょく何の益かあらん、職を去りて早く冥々めいめいに入るにかず」
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
その間間あいだあいだに緑色の半纏はんてんを着た茶摘ちゃつみ男とか、黄袍おうほうまとうた茶博士ちゃはかせとかいったような者が、二三十人まじって行くのですが、この猿が何の役に立つかは後で解ります。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)