“うつは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウツハ
語句割合
79.4%
器物8.8%
内剥2.9%
器具2.9%
容器2.9%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は何も打ち忘れてゐるのだ。無心な帰依から信仰が出てくるやうに、自からうつはには美が湧いてくるのだ。私は厭かずその皿を眺め眺める。
雑器の美 (新字旧仮名) / 柳宗悦(著)
さうして草木の祭祀に捧げる 器物うつはや瓦の類でもない
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
かれ大國主の神、出雲の御大みほ御前みさきにいます時に、波の穗より、天の羅摩かがみの船に乘りて、ひむしの皮を内剥うつはぎに剥ぎて衣服みけしにして、り來る神あり。
見よかれ人の器具うつはをかろんじ、かく隔たれる二の岸の間にも、擢を用ゐず翼を帆に代ふ 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あらつてさへくれゝばいのだが、さしあたり……うだ、此方こちら容器うつはつてはう。」
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
關尹子のうつはの中に鬼を攝し、杯の中に魚を釣り、畫門開く可く、土鬼語る可し、皆純氣の爲す所なりと云ひ、莊氏の座を安くし氣を定むといひ、靜ならんを欲すれば則ち氣を平らかにし
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)