“きぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
器物75.0%
鬼物18.8%
稀物6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衰破すゐは斷滅だんめつし其屋敷あとはたとなりてのこれり其中に少しのをかありて時々とき/″\ぜに又は其外そのほか種々いろ/\器物きぶつなど掘出ほりだす事ある由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
軍将の陳守規ちんしゅきは何かの連坐まきぞえで信州へ流されて、その官舎に寓居することになりました。この官舎は昔から凶宅と呼ばれていましたが、陳が来ると直ぐに鬼物きぶつがあらわれました。
引手あまたでありながら、いままで大凡おおよその女子には振向ふりむきもせなんだそなたが、我から恋をしていると言うからには、定めし相手は稀物きぶつじゃろう……何処どこぞの姫か、くるわ大夫たゆうか。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)