“うつわもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
器物91.7%
器具8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
場所も仲間なかまも分量も器物うつわものも、共に変っているものも皆食事だとすれば、村では三度ではなく四度か五度、まれには六度以上も食べている家があるのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あゝ、日毎ひごと暮るればこゝに来て、庭造る愛らしき器物うつわもの手籠てかご、如露のそばちかく、空想にふければ、あゝわがわかかりし折の思出おもいいで。幸福を歌ふすすなきは、心の底よりほとばしり出づ。
異国の安っぽい器具うつわものなどを、安い値でたくさん仕入れて来て、これも長崎で知り合いになった、勘解由という男と結托して、大袈裟に宣伝して売っただけなのであろう。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)