“ウツハ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな：うつは
語句割合
全剥50.0%
器量50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前にも引き合ひに出たすくなひこなの神なども、常世へ行つたと言ふが、実は、蛾（ヒムシ）の皮を全剥（ウツハ）ぎにして衣とし、蘿摩（カヾミ）の莢（サヤ）の船に乗る仲間の矮人（ヒキウド）の居る国に還住したことを斥（サ）すのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
しかし、松助の死後その手本を失つてしまひましたし、友右衛門の器量（ウツハ）から言つて、松助の後を行くべき人でないやうにも思はれます。
実悪役者を望む (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)