『実悪役者を望む』
大谷友右衛門は、松本幸四郎と共に、立役らしい本当の姿を持つた人だと思ひます。最大の欠点は、口元にあるらしく、そのために一寸しまらない感じを与へます。死んだ片市の敵役を見ましたが、この人は眼があまりに善良なため、その人らしくなりませんでした。 …
| 著者 | 折口信夫 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎 |
| 初出 | 「演芸画報 第二十六年第十二号」1932(昭和7)年12月 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
器量