“いひと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言解33.3%
言釈33.3%
辯解33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貫一は読了よみをはるとひとしく片々きれきれに引裂きて捨ててけり。宮の在らば如何いかにとも言解くなるべし。彼のしたし言解いひとかば、如何に打腹立うちはらだちたりとも貫一の心のけざることはあらじ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
如何に言釈いひとくべきか、如何に処すべきかを思煩おもひわづらへる貫一はむづかしげなる顔をやや内向けたるに、今はなかなか悪怯わるびれもせで満枝は椅子の前なる手炉てあぶりに寄りぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
以て證據とあそばされ候事一おう御道理ごもつともには候へども私し家内の脇差わきざし出刀庖丁でばばうちやうの類刄物はもの御取寄おとりよせ御吟味下され候へば御うたがひとけ申べし其上憑司は私しの叔父なり昌次郎は從弟いとこなり又つまうめは私の先妻にこれあり叔母は憑司が方に居りかくの如くつながる親類ゆゑ假令たとへたんうらみあり共親身の者いかでか殺さるべきやと義理ぎり分明に辯解いひとくを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)