“思煩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもいわずら50.0%
おもひわづら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃われは父への手前心はもとより進まねど何処か学校の教師にてもやせんと思煩おもいわずらへる折からなり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
如何に言釈いひとくべきか、如何に処すべきかを思煩おもひわづらへる貫一はむづかしげなる顔をやや内向けたるに、今はなかなか悪怯わるびれもせで満枝は椅子の前なる手炉てあぶりに寄りぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)