“いちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イチウ
語句割合
一宇94.4%
意中5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらにそれから紋兵衛の駕籠は根岸の方へ進んで行き、夜も明方と思われる頃、一宇いちうの立派な屋敷へ着いた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すると黄ばんだ麦の向うに羅馬ロオマカトリツク教の伽藍がらん一宇いちう、いつの間にか円屋根まるやねを現し出した。……
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かれはおつぎの意中いちうかいしてるので吸殼すひがらけつしてにつくところへはてないでこまかにんでそとついで他人たにん垣根かきねなかなどへ放棄ほうつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)