“いちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
意中33.3%
帷中22.2%
囲中11.1%
彙中11.1%
惟中11.1%
移駐11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よこりにふりかかるあめのしぶきも、いま他所よそ出来事できごとでもあるように、まったく意中いちゅうにないらしかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
帷中いちゅうの短時間に、ばたばたと裁決したことなので、その要綱ようこう知悉ちしつしていた者は、まったく首脳部だけで、大衆一万五千の兵は、ただ木之本へ木之本への合言葉と
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主戦場となったさがまつから糺河原ただすがわらのあいだでは、彼が若年以来のまたなき相談相手だった叔父の上杉憲房を敵の囲中いちゅうに亡くしてしまい、また、味方の大名、二階堂道行みちつら、三浦貞連さだつら
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
霧ヶ峰は、八ヶ岳火山彙中いちゅうの北端にある休火山で、地籍の大部分は長野県諏訪郡にあって、一部分は小県郡に跨って居る。
女子霧ヶ峰登山記 (新字新仮名) / 島木赤彦(著)
その人たちというのは、山高信離やまたかのぶあきら、山本五郎、納富介次郎のうとみかいじろう松尾儀助まつおぎすけ、大森惟中いちゅう塩田真しおだまこと、岸光景みつかげ等十人足らずの諸氏でありました。
遥かにこの南半球の濠洲のサンデー砂漠地帯の一区劃くかく移駐いちゅうすることを許された次第しだいであった。