意中いちゅう)” の例文
『おおきみ、ねえ、きみぼくせつなる意中いちゅうしんじて、ぼく親友しんゆうみとめてくれることをしょうしてくださるでしょうね……え、きみ!』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
よこりにふりかかるあめのしぶきも、いま他所よそ出来事できごとでもあるように、まったく意中いちゅうにないらしかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
意中いちゅうの美人はねんごろに予を戸口にむかえて予の手のものを受けとる。
河口湖 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)