帷中いちゅう)” の例文
同じ帷中いちゅうに、手枕で眠っていた大崎対馬守が、きたとき、玄蕃允もまた立って、無意識に小姓の手から槍を取っていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帷中いちゅうの短時間に、ばたばたと裁決したことなので、その要綱ようこう知悉ちしつしていた者は、まったく首脳部だけで、大衆一万五千の兵は、ただ木之本へ木之本への合言葉と
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帷中いちゅう、槍影の守りきびしき処、両者の懇談は、数刻にわたっていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、主人の久右衛門安政の帷中いちゅうにあって、かしこまっていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)