“帷中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちゅう66.7%
ゐちう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ帷中いちゅうに、手枕で眠っていた大崎対馬守が、きたとき、玄蕃允もまた立って、無意識に小姓の手から槍を取っていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帷中いちゅうの短時間に、ばたばたと裁決したことなので、その要綱ようこう知悉ちしつしていた者は、まったく首脳部だけで、大衆一万五千の兵は、ただ木之本へ木之本への合言葉と
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とき帷中ゐちうをんなれば、ゑんとしておでこの醜態しうたい明白めいはく成畢なりをはんぬ。
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)