“あつたか”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加之いろなら圖柄づがらなら、ただあつたかく見せる側の繪といふことがわかるだけで、何處に新機軸しんきじゆくを出したといふ點が無い。周三の覗ツたまとはすツかりはづれた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
やすましておくれ、とこしをかけて一息ひといきつく。大分だいぶあつたかでございますと、ばゞあかゞね大藥罐おほやくわんちやをくれる。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たがひなかあつたかとこがあツて欲しいといふことなんだ………が、おれの家では、お前もひとりなら、俺もひとりだ。お互に頑固に孤獨を守ツてゐるのだから、したがツてお互にひやツこい。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)