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鷹野
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たかの
ふりがな文庫
“
鷹野
(
たかの
)” の例文
お将軍さまがお
鷹野
(
たかの
)
や、ゆうべのように外出あそばさるときに、お
徒歩
(
かち
)
でお守り申し上げる役目と相場が決まってるんでがしょう。
右門捕物帖:19 袈裟切り太夫
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
鷹野
(
たかの
)
に行くよりも身軽だった。保津川を渡り、丹波口から
水尾
(
みずのお
)
へ上ってゆく。道は
嵯峨
(
さが
)
村の本道から登るよりもはるかに
嶮
(
けわ
)
しい。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鷹野
(
たかの
)
、
野驅
(
のが
)
け、遠乘りに頃合なので、代々の將軍始め、大名、旗本、諸家の留守居、若侍達に、一番人氣のあつた遊び場所でもあつたのです。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なんだろう、あいつ、変な奴だった。
鷹野
(
たかの
)
ではあるまいし、獲物獲物と、獲物のことばかりいっていたが、おれは知らないよ、そんなものは」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
嘗
(
かつ
)
て殿様のお
鷹野
(
たかの
)
の時に、御休息所になったという十畳の
離座敷
(
はなれざしき
)
は、障子が新しく
張換
(
はりか
)
えられ、床の間に古流の松竹が
生
(
い
)
けられて、
寂
(
さ
)
びの深い重代の
金屏風
(
きんびょうぶ
)
が二枚建てまわしてある。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
千住の家は徳川将軍が
鷹野
(
たかの
)
に出る時、
小休所
(
こやすみじょ
)
にしたと云う岡田氏の家で、これにほとんど小さい病院のような設備がしてあったのである。父は小家に入って「身軽になったようだ」と云った。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
向い側は広い馬場でした。昔将軍がお
鷹野
(
たかの
)
のお小休に、食後の
箸
(
はし
)
を落されたといういい伝えで、二本の大杉が
鬱蒼
(
うっそう
)
とそそり立っていて、遠く白山坂上からも見えました。朝など
雉子
(
きじ
)
の鳴く声がします。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
鷹野
(
たかの
)
、
野駆
(
のが
)
け、遠乗りに頃合なので、代々の将軍始め、大名、旗本、諸家の留守居、若侍たちに、一番人気のあった遊び場所でもあったのです。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
年少すでに
童色
(
どうしょく
)
を談じ、
小身者
(
しょうしんもの
)
はよく
猥褻
(
わいせつ
)
をささやくので、それと語るのを歓び、歌舞伎のまねをしていつのまにか三味線を覚えたり、また、
鷹野
(
たかの
)
にでも行く時は
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鷹野
(
たかの
)
に召し連れていった小姓の采女に念を押していられましたが、先にたってそこのくぐり門から庭先へはいっていくと、足もとを指さしながらおごそかにいわれました。
右門捕物帖:20 千柿の鍔
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“鷹野(
鷹狩
)”の解説
鷹狩(たかがり、en: falconry、hawking)は、飼いならした鷹を山野に放って行う狩猟の一種。鷹狩でいう「鷹」とは猛禽類の総称のことである。タカ科のイヌワシ、オオタカ、ハイタカ、およびハヤブサ科のハヤブサ等を訓練し、鳥類や哺乳類(兎・狼・狐など)を捕らえさせ、餌とすりかえる。鷹野、放鷹とも言う。
こうして鷹を扱う人間は、と呼ばれる。日本語の古語においては、鷹田、放鷹、鷹野などとも称する。また、鷹を訓練する場所はと称される。
(出典:Wikipedia)
鷹
漢検準1級
部首:⿃
24画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“鷹”で始まる語句
鷹揚
鷹
鷹匠
鷹狩
鷹司
鷹の城
鷹匠町
鷹山
鷹見
鷹匠頭