鴨跖草つゆぐさ)” の例文
鬼怒川きぬがは土手どて繁茂はんもしたしのまつはつてみじか鴨跖草つゆぐさからくきからどろまみれてながらなほ生命せいめいたもちつゝ日毎ひごとあはれげなはなをつけた。こほろぎ滅入めいやうかげいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
よごれたるおどろがなかに鴨跖草つゆぐさの花かもさかむ水ひきていなば
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いまにして人はすべなし鴨跖草つゆぐさの夕さく花を求むるが如
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)