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鰐魚
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わに
ふりがな文庫
“
鰐魚
(
わに
)” の例文
彼は鳥獣を
愛
(
いつく
)
しみ
鰐魚
(
わに
)
をさえも
手
(
て
)
なずけた。彼には鳥獣の啼き声やあるいはその眼の働きやもしくは肢体の
蜒
(
うね
)
らし方によってその感情を知ることが出来た。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
コンゴに住むイーキー民族は
現今
(
げんこん
)
も「しまうま」の肉は食はぬ。むかしエヂプトに於ては、テベスでは羊を食はず、メンデスでは
山羊
(
やぎ
)
を食はず、オムポズでは
鰐魚
(
わに
)
を嫌つた。
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
『淵鑑類函』に扶南王
范尋
(
はんじん
)
常に虎五、六頭
鰐魚
(
わに
)
六頭を
畜
(
か
)
い、訟あって曲直知れぬ者を投げ与える、さて啖われた者は曲、啖われぬ者は直とする、
穢貊
(
わいばく
)
の人虎を祭りて神将とするは
以
(
ゆえ
)
あるなり
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
獅子
(
しし
)
や虎のようなもの、
鰐魚
(
わに
)
や
鯱鉾
(
しゃちほこ
)
のようなものもあり、人間にも凡物で無い非凡な者、悪く云えばひどい奴、褒めて云えば偉い者もあり、
矮人
(
わいじん
)
や普通人で無い巨人も有り、善なら善、悪なら悪
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
泡立
(
あわだつ
)
海に落入りて、
鰐魚
(
わに
)
の
餌食
(
えじき
)
となりけらし。
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
鰐魚
(
わに
)
の歌
河馬
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
敢
(
あへ
)
なくも
泡立
(
あはだつ
)
海
(
ふみ
)
に
落入
(
おちい
)
りて、
鰐魚
(
わに
)
の
餌食
(
ゑじき
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
鰐
漢検準1級
部首:⿂
20画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“鰐”で始まる語句
鰐
鰐口
鰐鮫
鰐皮
鰐淵寺
鰐淵
鰐足
鰐水
鰐寺
鰐首