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魚介
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ぎょかい
ふりがな文庫
“
魚介
(
ぎょかい
)” の例文
ここでは
旧套
(
きゅうとう
)
の良心
過敏
(
かびん
)
性にかかっている都会娘の小初の意地も
悲哀
(
ひあい
)
も
執着
(
しゅうちゃく
)
も性を抜かれ、代って
魚介
(
ぎょかい
)
鼈
(
すっぽん
)
が持つ
素朴
(
そぼく
)
不逞
(
ふてい
)
の自由さが
蘇
(
よみがえ
)
った。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
といって出た饗膳にも、裏日本の味ともいえる
魚介
(
ぎょかい
)
の新鮮や山野の
菜根
(
さいこん
)
が、ゆかしく調理されていた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山に行けば、悪獣とも親しみ、海に入れば、文字通りに
魚介
(
ぎょかい
)
を友として怖れないことを知っている。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
何という
湿気
(
しっけ
)
の多い気候でしょう。障子を閉めきり
火鉢
(
ひばち
)
に火を入れて見ても着ている着物までが
濡
(
ぬ
)
れるようなので、私は
魚介
(
ぎょかい
)
のように皮膚に
鱗
(
うろこ
)
が生えはしないかと思うほどです。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
支那には果実の珍しきもの多けれど菜蔬に至つては
白菜
(
はくさい
)
菱角
(
りょうかく
)
藕子
(
ぐうし
)
嫩筍
(
どんじゅん
)
等の
外
(
ほか
)
われまた多くその他を知らず、菜蔬と
魚介
(
ぎょかい
)
の
味
(
あじわい
)
美なるもの多きはこれ日本料理の特色ならずとせんや。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
海に入っても
魚介
(
ぎょかい
)
と遊ぶことを心得ているのだから、今夜の、この静かな海の中の、どこへ沈められたからといって、豚の子のように、沈みっきりになってしまう気づかいは絶対にありません。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“魚介”の意味
《名詞》
魚介(ぎょかい)
魚介類の通称
(出典:Wiktionary)
“魚介(魚介類)”の解説
魚介類(ぎょかいるい、en: fish and shellfish)、魚貝類、魚や貝など水産動物の総称。水族(すいぞく)とも。魚類、貝類、エビ、カニ、タコ、イカ、ウニ、ナマコなど。人間の食用となる種は「シーフード」とも呼ばれる。
加えてコンブ・ワカメなど海藻まで含める場合は「魚介類」の範囲を越えている部分があるので水産物となる。
(出典:Wikipedia)
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“魚”で始まる語句
魚
魚籠
魚屋
魚河岸
魚籃
魚鱗
魚類
魚釣
魚沼郡
魚族