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高麗錦
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こまにしき
ふりがな文庫
“
高麗錦
(
こまにしき
)” の例文
武士たちは、こわごわちかづいて見ると、
高麗錦
(
こまにしき
)
、
呉
(
くれ
)
の
綾
(
あや
)
、
倭文織
(
しずおり
)
、
縑
(
かとり
)
、
楯
(
たて
)
、
矛
(
ほこ
)
、
靫
(
ゆき
)
、
鍬
(
くわ
)
などのたぐいで、いずれも権現から紛失した宝物であった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「多麻河に
曝
(
さら
)
す
手作
(
てづくり
)
さらさらに
何
(
なに
)
ぞこの児のここだ
愛
(
かな
)
しき」(巻十四・三三七三)、「
高麗錦
(
こまにしき
)
紐
(
ひも
)
解
(
と
)
き
放
(
さ
)
けて
寝
(
ぬ
)
るが
上
(
へ
)
に
何
(
あ
)
ど
為
(
せ
)
ろとかもあやに
愛
(
かな
)
しき」(同・三四六五)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
かかる
類
(
たぐ
)
い
高麗錦
(
こまにしき
)
、
新羅斧
(
しらぎおの
)
など『万葉集』中いと多し(『北辺随筆』)、カケは
催馬楽
(
さいばら
)
の酒殿の歌、にわとりはかけろと鳴きぬなりとあるカケロの略で(『円珠庵雑記』)
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
青地の
高麗錦
(
こまにしき
)
の
縁
(
ふち
)
を取った敷き物の中央にもすわらずに
琵琶
(
びわ
)
を抱いて、きれいに持った
撥
(
ばち
)
の
尖
(
さき
)
を
絃
(
いと
)
の上に置いているのは、音を聞く以上に美しい感じの受けられることであって
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
錦
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“高麗”で始まる語句
高麗
高麗縁
高麗人
高麗焼
高麗蔵
高麗橋
高麗烏
高麗馬
高麗丸
高麗剣