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顔色
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かほつき
ふりがな文庫
“
顔色
(
かほつき
)” の例文
旧字:
顏色
それに向つて立つて居るのも、これも同じく其年輩らしい老婆の姿で、今しも月の光にさも感に堪へぬといふ
顔色
(
かほつき
)
を
為
(
し
)
たが、前の老婆の言葉を受けて
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
如何かして
虚飾
(
みえ
)
で無しに骨を折つて貰ひたい、仕事に
膏
(
あぶら
)
を乗せて貰ひたいと、諭せば頭は下げながら横向いて鼻で笑はれ、叱れば口に謝罪られて
顔色
(
かほつき
)
に怒られ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
毎日
(
まいにち
)
/\あまりしつこかつたもんだから、とう/\
余儀
(
よぎ
)
なさゝうなお
顔色
(
かほつき
)
で
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
貴方
(
あなた
)
、大変にお
顔色
(
かほつき
)
がお悪いぢや御座いませんか」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
流石
(
さすが
)
は若い頃江戸に出て苦労したといふ程あつて、その人を
外
(
そら
)
さぬ話し振、その
莞爾
(
にこ/\
)
と満面に
笑
(
ゑみ
)
を含んだ
顔色
(
かほつき
)
など、一見して自分はその尋常ならざる性質を知つた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
と
老爺
(
ぢい
)
は
盤面
(
ばんめん
)
を
差覗
(
さしのぞ
)
いて、
坊主
(
ばうず
)
を
流盻
(
しりめ
)
に
勇
(
いさ
)
んだ
顔色
(
かほつき
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
本
(
ほん
)
にお前どうした、
顔色
(
かほつき
)
が良うないが」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
亭主
(
ていしゆ
)
が
飛
(
とん
)
でもない
顔色
(
かほつき
)
で、
二人
(
ふたり
)
を
視
(
なが
)
めたも
道理
(
だうり
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
雪枝
(
ゆきえ
)
は
目
(
め
)
の
覚
(
さ
)
めた
顔色
(
かほつき
)
して
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天晴
(
あツぱれ
)
といひたさうな
顔色
(
かほつき
)
で
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“顔色”の意味
《名詞》
顔 色(がんしょく、かおいろ)
かおいろ。
(出典:Wiktionary)
“顔色”の解説
顔色は『世にも奇妙な物語』で1992年7月23日に放送されたストーリー。同様に『完全犯罪』『DOOR』がある。
(出典:Wikipedia)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“顔色”で始まる語句
顔色容貌