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頸許
ふりがな文庫
“頸許”の読み方と例文
読み方
割合
えりもと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えりもと
(逆引き)
と云って、欣七郎はお桂ちゃんの雪の
頸許
(
えりもと
)
に、
擽
(
くすぐ
)
ったそうな目を
遣
(
や
)
った。が、夫人は振向きもしなかった。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小春時
(
こはるどき
)
の
一枚小袖
(
いちまいこそで
)
、
藍
(
あゐ
)
と
紺
(
こん
)
の
小辨慶
(
こべんけい
)
、
黒繻子
(
くろじゆす
)
の
帶
(
おび
)
に、
又
(
また
)
緋
(
ひ
)
の
扱帶
(
しごき
)
……
髷
(
まげ
)
に
水色
(
みづいろ
)
の
絞
(
しぼ
)
りの
手絡
(
てがら
)
。
艷
(
つや
)
の
雫
(
しづく
)
のしたゝる
鬢
(
びん
)
に、ほんのりとした
耳
(
みゝ
)
のあたり、
頸許
(
えりもと
)
の
美
(
うつく
)
しさ。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
頸許
(
えりもと
)
がふと気になると、尾を
曳
(
ひ
)
いて、ばらばらと玉が走る。窓の硝子を
透
(
すか
)
して、
雫
(
しずく
)
のその、ひやりと冷たく身に染むのを知っても、雨とは思わぬほど、実際
上
(
うわ
)
の空でいたのであった。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
頸許(えりもと)の例文をもっと
(8作品)
見る
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“頸”で始まる語句
頸
頸筋
頸飾
頸脚
頸動脈
頸部
頸城
頸輪
頸窩
頸垂
“頸許”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花