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霊山
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れいざん
ふりがな文庫
“
霊山
(
れいざん
)” の例文
旧字:
靈山
でも何もそんな
難
(
むずか
)
しい
御山
(
おやま
)
ではありません。
但
(
ただ
)
此処
(
ここ
)
は
霊山
(
れいざん
)
とか申す事、酒を
覆
(
こぼ
)
したり、竹の皮を
打棄
(
うっちゃ
)
ったりする
処
(
ところ
)
ではないのでございます。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
待ちに待った三
番
(
ばん
)
太鼓
(
だいこ
)
と知られたから、
御岳広前
(
みたけひろまえ
)
の
紅葉
(
こうよう
)
のあいだにまッ黒にうずくまっている数万の
群集
(
ぐんしゅう
)
が一どきに、ワーッと声をあわせたが、さすが
霊山
(
れいざん
)
の
神前
(
しんぜん
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うす
靄
(
もや
)
のような暮気があたりを包んで、
押上
(
おしあげ
)
、
柳島
(
やなぎしま
)
の空に
夕映
(
ゆうばえ
)
の余光がたゆたっていたのも
束
(
つか
)
のま、まず平河山法恩寺をはじめとして近くに
真成
(
しんせい
)
、
大法
(
たいほう
)
、
霊山
(
れいざん
)
、
本法
(
ほんぽう
)
、
永隆
(
えいりゅう
)
、
本仏
(
ほんぶつ
)
など寺が多い
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
比叡
(
ひえい
)
、
根来
(
ねごろ
)
の
霊山
(
れいざん
)
を
焼
(
や
)
きはらって
惜
(
お
)
しまぬ
荒武者
(
あらむしゃ
)
のわらじにも、まだここの
百合
(
ゆり
)
の花だけはふみにじられず、どこの家も小ぎれいで、まどには
鳥籠
(
とりかご
)
、
垣
(
かき
)
には
野菊
(
のぎく
)
、のぞいてみれば
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いかに、ご勅使たりと、
霊山
(
れいざん
)
の法規はまげられませぬ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“霊山”の意味
《名詞》
神仏を祀ったり、神仏が宿る山。
《固有名詞》
「霊鷲山」の異称。
(出典:Wiktionary)
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“霊山”で始まる語句
霊山寺
霊山会上