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隙
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すきま
ふりがな文庫
“
隙
(
すきま
)” の例文
と思う間もなく牛乳のガラス瓶があとからあとから生き物のように
隙
(
すきま
)
を眼がけてころげ出しはじめた。
卑怯者
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
又作は
近辺
(
あたり
)
を見返ると、往来はぱったり止まって居りますから、何かの事を知った此の
車夫
(
しゃふ
)
、
生
(
い
)
けて置いては
後日
(
ごにち
)
の
妨
(
さまた
)
げと、車夫の
隙
(
すきま
)
を
伺
(
うかゞ
)
い、腰の
辺
(
あたり
)
をポオーンと突く、突かれて嘉十はもんどり切り
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
松の袖垣
隙
(
すきま
)
あらはなるに、葉は枯れて
蔓
(
つる
)
のみ殘れる
蔦
(
つた
)
生
(
は
)
えかゝりて、古き梢の
夕嵐
(
ゆふあらし
)
、軒もる月の影ならでは訪ふ人もなく荒れ果てたり。
檐
(
のき
)
は朽ち柱は傾き、誰れ棲みぬらんと見るも
物憂
(
ものう
)
げなる
宿
(
やど
)
の
態
(
さま
)
。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“隙”の意味
《名詞》
(すき、ひま、ゲキ)ものとものの接合部位に生ずる狭い空間。隙間。
(すき)部分的に無防備となった部位又は状態。
(ひま、ゲキ)不和。仲違い。
(出典:Wiktionary)
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“隙”を含む語句
隙間
罅隙
間隙
空隙
隙漏
寸隙
隙間風
隙々
地隙
隙潰
隙虚
隙取
破隙
裂隙
閑隙
雨隙
其隙
岩隙
隙見
手隙
...