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随
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した
ふりがな文庫
“
随
(
した
)” の例文
旧字:
隨
それまではお勢の言動に一々目を
注
(
つ
)
けて、その狂う
意
(
こころ
)
の
跟
(
あと
)
を
随
(
した
)
いながら、我も
意
(
こころ
)
を狂わしていた文三もここに至って
忽
(
たちま
)
ち道を失って暫く思念の
歩
(
あゆみ
)
を
留
(
とど
)
めた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
随
(
した
)
がつてやかましくもあらうむづかしくもあろうそれを機嫌の好い様にととのへて行くが妻の役、
表面
(
うわべ
)
には見えねど世間の奥様といふ人達の
何
(
いづ
)
れも面白くをかしき中ばかりは有るまじ
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
自分はきまりの悪い顔をして父の
後
(
あと
)
に
随
(
した
)
がった。父はすぐ
後
(
うしろ
)
をふり向いた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
運よくば
万
(
まん
)
の身代十万に延して山梨県の多額納税と銘うたんも
斗
(
はか
)
りがたけれど、
契
(
ちぎ
)
りし
詞
(
ことば
)
はあとの
湊
(
みなと
)
に残して、舟は流れに
随
(
した
)
がひ人は世に引かれて、遠ざかりゆく事千里、二千里、一万里
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
“随”を含む語句
随意
随行
随身門
随伴
随分
随身
気随
随喜渇仰
随筆
跟随
随喜
附随
随処
随一
随従
夜譚随録
新幡随院
御随身
神随
随一人
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