“新幡随院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんばんずいいん75.0%
しんばんずいゝん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の裏手はずっと崖になって、下（くだ）ると谷中新幡随院（しんばんずいいん）の墓場此方（こちら）はお馬場口になって居りますから、人の往来（ゆきゝ）は有りません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
そして、彼方此方（あちらこちら）と尋ねてみたが、それらしい家がないので、不思議に思いながら帰ろうと思って新幡随院（しんばんずいいん）の方へ来た。新三郎はもうへとへとになっていた。
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) ／ 田中貢太郎(著)
と家（うち）を立出（たちい）で、三崎へ参りて、女暮しで斯（こ）ういう者はないかと段々尋ねましたが、一向に知れませんから、尋ねあぐんで帰りに、新幡随院（しんばんずいゝん）を通り抜けようとすると、お堂の後（うしろ）に新墓（あらはか）がありまして
怪談牡丹灯籠：04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)