ノゾ)” の例文
げきの名分を、君側クンソクカンノゾク、というところへ持ってゆくのは、いつのばあいでも、むほん人が世のていをつくろう口実ときまっている。はや一日とて、猶予あるべきではない」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抑〻ソモソモ天命ヲサカシマトス者ニアラズシテ ナンゾヤ スナワチ 天ニ代ッテ吾等ノ道ヲ行ワントスル所以ユエンナリ シソレ 盧俊儀ト石秀ノ二人ヲユエナク断刑ダンケイショサバ 梁山泊リョウザンパク数万ノ天兵ハ タチドコロニ北京ヲ焼キ払ワン ツ悪吏ノ一人タリトモ 鬼籍キセキ黒簿コクボヨリノゾキ ソノ命ヲ助ケオクコト無カラン
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)