鉱脈こうみゃく)” の例文
旧字:鑛脈
鉱脈こうみゃくを探る時など、よく鉱山かなやまの山師などは、笛か鼓を持って行って、それを奏して金の有無うむを、うまくてるということだよ
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もう隠す必要はないだろうが、あの大将は、じつはもう一人の仲間と協力して探しあてた或る重要資材の鉱脈こうみゃくのことを、内緒にしているんだ。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いや、わかいことはないだろう。百しゃくばかりげたら、いい鉱脈こうみゃくにぶっつかるようながするが。」と、一人ひとり坑夫こうふは、自信じしんありそうにいいました。
でなくてさえ強慾ごうよくな石見守は、私腹しふくをこやすためと家康のきげんをとるために、金坑掘夫ほりをやとって八方へ鉱脈こうみゃくをさぐらせる一方に、甲斐かい百姓ひゃくしょう町人ちょうにんから、ビシビシと苛税かぜいをしぼりあげて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひょっとすると、その山がどこかというのが秘密なのではあるまいか。そしてその山からは、やがてとうと鉱脈こうみゃくでも発見される見込みがあるのではなかろうか。
雪魔 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
「おい、すばらしい鉱脈こうみゃくが見つかったんだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「たいへんな仕事になりますが、ルナビゥムの鉱脈こうみゃくのあるところへ行って、もう一ぺん掘るんですなあ。なにしろルナビゥムがなくては、どうすることも出来ませんよ」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鉱脈こうみゃくへ前進
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)