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金看板
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きんかんばん
ふりがな文庫
“
金看板
(
きんかんばん
)” の例文
紳士が事務所の中へ消えてしまってから、そこの
金看板
(
きんかんばん
)
を見ると、
目羅
(
めら
)
眼科、医学
博士
(
はかせ
)
目羅
聊齋
(
りょうさい
)
と
記
(
しる
)
してありました。
目羅博士の不思議な犯罪
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
家は、城下から
身延街道
(
みのぶかいどう
)
に近い西青沼のはずれで、家は小さい
機屋
(
はたや
)
で、機屋のほかに、
御岳
(
おんたけ
)
の百草という薬の
金看板
(
きんかんばん
)
を出しているという話——そんな話もおぼえている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
進んで答ふらく、「其の方法は五倫五常の道を守るに在ります」と。翁は頭を
振
(
ふ
)
つて曰ふ、
否々
(
いな/\
)
、そは
金看板
(
きんかんばん
)
なり、
表面
(
うはべ
)
の
飾
(
かざ
)
りに過ぎずと。因つて、左の訓言を
綴
(
つゞ
)
りて與へられたりと。
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
金にも
娑婆
(
しゃば
)
っ気にも不足のない男でしたが、たった一人の
倅
(
せがれ
)
佐太郎
(
さたろう
)
が、素姓のよくない女と一緒になり、それがきっかけで勝負事に手を出し、果ては
金看板
(
きんかんばん
)
のやくざ者になり下がってからは
銭形平次捕物控:085 瓢箪供養
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
禁句禁句
(
きんくきんく
)
金看板
(
きんかんばん
)
の
甚九郎
(
じんくろう
)
だっけ。——お蓮さん。一つ、献じましょう。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「じょ、じょうだんではない。役所沙汰などはふるふるだよ。
金看板
(
きんかんばん
)
もだいなしになってしまう」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
配偶
(
つれあひ
)
は五年前に亡くなりましたが、たつた一人の伜三之助は、年寄つ子の
我儘育
(
わがまゝそだ
)
ちで、惡遊びから、到頭勝負事にまで手を出すやうになり、
金看板
(
きんかんばん
)
のやくざ者になつて、三年前に
久離
(
きうり
)
切
(
き
)
つて勘當され
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚