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野性
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やせい
ふりがな文庫
“
野性
(
やせい
)” の例文
今日
(
こんにち
)
不図
(
ふと
)
鉄道馬車
(
てつだうばしや
)
の窓より
浅草
(
あさくさ
)
なる
松田
(
まつだ
)
の絵
看板
(
かんばん
)
を
瞥見致候
(
べつけんいたしそろ
)
。ドーダ五十
銭
(
せん
)
でこんなに腹が張つた
云々
(
うん/\
)
野性
(
やせい
)
は
遺憾
(
ゐかん
)
なく
暴露
(
ばうろ
)
せられたる事に
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
それより、
少年
(
しょうねん
)
は、ふつう、
飼
(
か
)
い
魚
(
ざかな
)
でもない、ふなのうろこが、
水
(
みず
)
のぬるんだため、
紫
(
むらさき
)
ばんで、なんとなく
野性
(
やせい
)
のにおいがする、すがたをたまらなく、
美
(
うつく
)
しく
感
(
かん
)
じたのです。
川へふなをにがす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二三日のうちに、
野性
(
やせい
)
をとりもどし、言葉が悪くなったら顔色もよくなった。私も安心した。ところが
困
(
こま
)
ったことに、そんな風に疎開地から帰った子供は、どこの学校へも入れて
呉
(
く
)
れないことだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
“野性”の意味
《名詞》
自然のまま、または本能の性質。
粗野な性質。
(出典:Wiktionary)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨