醉漢すいかん)” の例文
新字:酔漢
醉漢すいかんありて酒毒しゆどくため神經しんけい錯亂さくらんせられ、これがため自殺じさつするにいたりたることあるときは、彼は酒故に自殺したりとふを躊躇ちうちよせざるべし、酒は即ち自殺の原因なり。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
なん醉漢すいかん心中しんちう暴露ばくろするのみようなる。さらすゝんで我妻わがつま我娘わがむすめだんじ、むすめ婬賣いんばいすることまで、慚色はづるいろなくづるにいたりては露國ロコク社界しやかいおどろくべきにあらずや。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)