“錯亂”の読み方と例文
新字:錯乱
読み方割合
さくらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醉漢すいかんありて酒毒しゆどくため神經しんけい錯亂さくらんせられ、これがため自殺じさつするにいたりたることあるときは、彼は酒故に自殺したりとふを躊躇ちうちよせざるべし、酒は即ち自殺の原因なり。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
すなは作者さくしや精神せいしんめて脚色きやくしよくしたるもの、しかしてその殺人罪さつじんざいおかすにいたりたるも、じつれ、この錯亂さくらん、この調子てふしはづれ、この撞着どうちやくよりおこりしにあらずんばあらず。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)